根菜類の酒粕そぼろ煮と山廃純米酒でほっこりマリアージュ

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こんにちは。sakeコーディネーターの彩です。温泉が恋しい季節になりました。体の芯まで温まりたいけど温泉にはなかなか行けない、という方のために、今月は、体を暖める「根菜類」を使ったお料理と「山廃純米酒」で、しっかり体を温めるマリアージュをご紹介しましょう。

11月頃になると、約1年間かけてゆっくり熟成させた「山廃(純米酒)」をよく見かけるようになります。「山廃」「生酛」と呼ばれるお酒は、昔ながらのお酒の造り方で、時間をかけて自然界の乳酸菌を取り込みじっくりと醸していくので、甘みや酸味が複雑に絡み合って旨みもたっぷり。常温も美味しいですが、温めると「燗上がりする」といって、より味わいが膨らんでおいしくなるので、熱燗に適したお酒ともいえます。そこで、今回オススメするのはこちらです。

『やまとしずく 山廃純米酒』(秋田清酒)
山廃ならではのアミノ酸のふくよかな酸味が、イモの甘みに溶け合い、根菜類の旨みを凝縮させてくれます。コクがありながらもキレがよく、燗にするといっそう辛さが引き立ちます。

冬が旬の根菜類やイモ類は、体を温める効果があると言われています。私はホクホクとしたイモ類の煮崩れたなめらかな舌触りがお酒に合うと思うので、見た目は美しくありませんがどうかご容赦くださいませ。

作り方:かぼちゃ、ごぼう、人参、さつまいもを乱切りにします。鍋に少量の酒(または水)と鶏ミンチをいれてそぼろ状にして、野菜、水で溶いた酒粕を1/2カップ程度(お好みで加減してください)、白醤油(薄口醤油でも可)、ひたひたの水を加えて、15分~20分ほど煮込みます。すべてに火が通って水分が少なくなってきたら混ぜて、ちょっと煮崩れた感じになれば完成。酒粕は、「吟醸粕」というクリーム状の粕を使うと便利です。根菜類はレンコンやジャガイモ、里芋などをいれても美味しいですので、その日冷蔵庫に残っている根菜類、イモ類を上手に活用してみてください。

根菜類の酒粕そぼろ煮は、秋の紅葉や枯れ葉をイメージさせる茶系の鉢に盛って。ぐいのみは同じ色合いのものをチョイス。熱燗が苦手な方は常温のまま注いで、ぐいのみを両手で包み込み人肌で温めてみてください。美命のぐいのみは、手にしっくりとくる大きさなので、持っているだけで癒されますよ。

「山廃(純米酒)」は、晩秋から冬にかけて酒販店やスーパーで見かける機会も多いはず。肉じゃがや里芋の煮っころがしなど、家庭の定番煮物料理や、ごぼうやれんこんのきんぴらなど根菜類の炒め物とも相性がいいので、ぜひお試しください。

●日本酒美人になるマナー講座●
ゆっくり半身浴する時間がない方、冷え性や乾燥肌にお悩みの方は、ぜひ「酒風呂」を試してみてください。お酒には発汗効果があるので、通常よりも短時間で、体がホカホカと温まり血行が良くなりますよ。また、アミノ酸効果で肌もしっとりするので、乾燥しがちなこの季節には、特にオススメです。

飲み残しのお酒のほか、スーパーに売っている特売のパック酒などを利用してみてもOK。注ぐ量は、コップ1~2杯程度。これからの季節、ぜひお試しください。